literature

車輪の猫

ヘッセの「車輪の下」がいい話だと言ったら、終わり方が「主人公が酒飲んで酔っ払って水に落ちて死亡」ってとこが夏目漱石の猫と一緒だね、だそうで。 一緒にしないで〜。

光学

それはそうとゲーテの色彩論が425にあった。 む、これだけじゃ何のことか分からんか? えっと、日本十進分類で本は分類される。400番台が自然科学で420番台が物理、425の台が光学なんだけど、色彩論は自然科学に分類する内容だとは思えないと。

理由付け

学士会報に小田島先生が「シェイクスピアの人間談義」という題で、以下のように書いている。 嫉妬深い人は…理由があるから嫉妬するのではなく、嫉妬深いから嫉妬するのです。(オセロー三幕四場159行) They(=jealous souls) are not ever jealous for the cau…

返事と補足

以下のサイトにコメントをつけたところ http://d.hatena.ne.jp/sheltering-sky/20050618/p4 に返事を頂いた。冒頭に但し書きをつけたのは、おっしゃるとおり 理系の人の書いているものを読むと、現実離れしているような気がすることが多々ある。 に反応した…

ハムレット解説

あの絵は、オフィーリアのそこはかとない明るさが好きです。 http://d.hatena.ne.jp/nuc/20050609/p4 ハムレットの粗筋。 先代ハムレット王(父)が死に、クローディアス(叔父)はガードルード(母)と結婚し、王となった。ハムレット王子(カッコ内はハムレットか…

蚤虱 こゑたてて鳴く 虫ならば 我が懐は むさしののはら(一茶) http://lousy.s53.xrea.com/louse/uta.htmlなんというか時代背景があるというか、感慨が劣化してるよね。

オフィーリア

ミレイの Ophelia の絵を一時期気に入っていた。 http://www.artchive.com/artchive/M/millais/millais_ophelia.jpg.htmlさて。 Give me leave. Here lies the water; good: here stands the man; good; if the man go to this water, and drown himself, it…

推理小説

推理小説たるものは、最後に、疑団は一度に氷解し、漆桶を抜くがごとく痛快なる悟りを得て歓天喜地の至境に達するところにこそ、その楽しみがあると解釈している。 当然、探偵は有能であるべきであろう。 しかし、昨今の探偵の有能さに疑問を表したい。探偵…

地獄までの距離

ミルトンによると九日九晩落ち続けて地獄に到達するらしい。非現実的ではあるが加速度を1Gとしたらかなり遠い、と思ったことを思い出した。