医学

開成卒の医学部の人と理由付けについて話をした。法学とは違い、一つの科学の立場に立ってはいるものの医学の理由付けは物理学のそれとは違う。理由付けで戻っていくところが止まる。だからそれに近づくことが理由付け。ただ、大抵はきちんと戻れば戻る場所が多いので戻ることは実学としてはあまり役に立たない。また多すぎるので経験則を導入する。症例ごとに経験則が一つあってそれを憶えていく作業になる。意味のないこと(論理的につながりのないことの意)がよくおぼわるよ。
現状で最善と考えられるものは真実だとしておく。(石炭酸による消毒・尿道結石にカルシウムを控えるといった)後から誤りと気が付くこともあるが気にしない。この辺は逆。