数値計算

たとえば、固体物理の計算が本当にやっていることは mol オーダーの個数の原子が相互作用して、どういう状態に落ち着くかだ。
莫大な計算量の計算でなければまともな結果が出ないということも十分ありえるのに数値計算がある程度妥当な結果をだすというのは、扱っているものがその程度の複雑さの構造しか持っていなくて、そして逆にそれはその程度の複雑さの計算でできるということなのだろう。
実際、結晶は「『ある』構造の繰り返し」という言葉で「『全原子の位置・構造を指定する』」よりも遥かに圧縮した表現ができる。