東大

私は東大が嫌いだ。と述べたところ、ある方に、それはとっても正しい、といわれた。
私の意図は、駒場の空気であった。高校で遊びそこなったかのように遊ぶことを強要する場。優秀な方々がどんどん見切りを付けて、山篭りしてしまい、残されたものはこんなものかと思っているそういった場。本当に優秀な人間っていうのはこんなもんじゃないんだ、ということを伝えたくても非力な自分では伝えられないもどかしさ。
丸山真男は軍隊で初めて大衆に出会ったというが私にとって弱いながらも近い体験だったかもしれない。
(私は個々の学生にはまったく不満がなく、教養時代の友人とも少なくない交流があることを述べておきたい。それは、単に人の性格が社会的に作られると思っているから、ではないことも。)


さて。その方の言わんとすることは、私のそれとはまったく違ったであろうが、その本当の意味を最近理解した気がする。