松岡正剛

http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1043.html

 この本はぼくの生命観を決定づけた一冊だ。とくに第6章「秩序・無秩序・エントロピー」にさしかかって、ガーンとやられた。ガーンとやられながら、そのメッセージに出会って悦びのようなものが体を雷鳴のごとくに走った。
 全体が71節で構成されているその57節だから、いよいよ結論部にさしかかったところにあたるのだが、そこに「生物は負のエントロピーを食べている」とあったのだ。もしポール・ヴァレリーがこれを読めた時代に青春期をおくっていたなら、この一行の稲妻こそが「精神の一撃」になったろうと思われる。

自明というかなんというか。この程度で感動するのっておかしくない?

えっと、ここまでは前振りでしてね。まあ、ちょろっとだけ読んだんですよ。なんか読んでるうちに途中で集中力切れたんですけどね。

 いまではよく知られているように、量子力学の世界では粒子のエネルギーは連続していない。とびとびの量のエネルギー(エネルギー準位)をもつ。これを「量子飛躍」とよんでいる。 

量子飛躍ってなんか違うような。

http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1058.html

「いっさいの形式体系としての数学は自身の無矛盾性を証明することは不可能である」

矛盾を含む体系ならできるぜ。

 数学で証明されたことは正しい、とはかぎらない。数学が無矛盾であることを証明することは、できるまい。これがクルト・ゲーデルが到達した結論だった。
 まったくとんでもない結論だった。「1+1は2である」という言明を矛盾なく立証するのは不可能だと言い出したのだ。

いや、これくらい証明できろよ。
S0 + S0 = SS0 + 0 = SS0 じゃん。