自衛隊撤退

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系1
{
> つまり家族の救出を懇願するのはかまわないが、それに乗じて政治運動を起こすのは許せないということですか。
> 大賛成です。
というのが理解できません。(憲法を前に持ち出したのは、派兵問題を匂わすからよくなかったけど、)政治的に何か主張をするのは当然の権利で、その主張をした理由が何であろうとしったこっちゃないということかな。


#自衛隊を撤退させようとあがく権利が保証されているのであって、
#自衛隊を撤退させる権利のつもりではなかったです。

##個人的には派兵違憲問題も人質問題には基本的に無関係だと思っています。

###もっと個人的には、現実の政治理念と憲法との乖離が問題でどちらかを修正するべきかと。憲法<->天皇、現実の政治理念<->将軍のような怪しげな対応関係が見えていたり。憲法の改正期が来ているというが、憲法は頻繁に改正しないと、どうも怖くて。
}

系2
{
> たかが数十万の署名の方が当然に効力がある
と思っているのは、家族がろくな高等教育を受けていないからです。許してあげなさい。
#私も署名を求められたら断ったかもしれないし。
}

主張1
人質の家族と人質は無関係です。だから人質の家族に関することはなんら結論を生み出さない。
{
で、個人的に考え方のもとにしているのは、
人質の家族と人質とは(未成年であるものの)独立した個体であり、家族がどうこうしたからどうだ、というのは人質家族問題であり、人質問題とは独立して扱うべきだ、ということです。
#たとえ、「あんな子供顔も見たくないから焼き殺してくれ」と考えて撤退するなという署名を集め始めたとしても、(日本政府は救出に奔走しただろうし、)だから、人質は自己責任であり例えば救出費用を払うべきだ、とはならないだろう。
}

主張2
救出にかかった金銭的な負担は政府が負うべきである。
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定義
{
自己責任の定義が曖昧ですが、人質が今回の事件に関してすべての責任を負うべきだということとします。
人質の自己責任ならば金銭的な責任も人質にあり、「払えない」とか「可愛そうだ」というお情けを政府がかけなければ、人質が負担すべきだということ。
}
退避勧告をあれほど出したのだから自己責任だ」として、見殺しにする政治的判断をするのも国家としてできたのに、「勝手に」救出劇を演じて見せて、人質にむかって、ひどいじゃないかと不平を言うのは意味が分からない。
無駄に血税を大枚叩かされたというならば、叩く決断をした「権力者」が決断をしたのだからそこが責任を負うべきであります。

#ここは意見が分かれるだろうが、恐らく日本政府ができたことは、「武装勢力と無関係なあちらこちらに頼み込む」「上層部が寝ない」くらいで、日本政府は右往左往していた程度のことしかできていないだろう。というのが僕の情報網から出てくる今回の政府像です。そうなると、要するに何もできなかったくせに責任を転嫁するなよ、となります。
}

う〜んと、軽く整理します。
こっちのほうがいい加減かな。

裁判の基本的な考え方として、
内部の事情は対抗できない、というのがありますよね。
内部事情をそぎ落とすと
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1.人質。政府に行くなと勧告されたがイラクに行った。その結果、武装勢力に捕まった。イスラム聖職者協会が耳打ちをしたため解放された。
2.家族。人質が捕まったので政府に泣きついた。また政治的な運動をした。
3.政府。自国民が捕まったため、多くのことをした。イスラム聖職者協会にも働きかけた。
}
ここから「人質が政府の金銭的負担を持つ」は導けないだろう。

まず、家族に非がないのは明白。
{
政治的な運動をしても悪いことはないし、泣きついたからといって、公的権力でない以上、政府には従う義務がない。
(余談だけど、警察の指示で車を動かし事故を起こしたら警察が悪いが、ガードマンだとそうではない、ではなかった?)
}
よって、重要なのは、人質と政府と。
{
政府の働きかけと解放の因果関係は不明。
ないと仮定する。
{
ある場合よりも、少なくとも「人質が政府の金銭的負担を持つ」必要がある可能性は低い。
}
あると仮定する。
{
政府が自分の判断で動いたのだから、人質は無関係だ。
もしも失策であったなら、政府首脳が責任を取るべきである。
}
}


#ただ、武装勢力に責任があるという考えがなぜないんだろう。
#日本人以外は人でない。武装勢力は天災である。みたいなのを感じます。気のせいだろうけど。
}