イラクの拉致に関する問題

拉致された方々と家族の方々と日本政府と米国政府とイスラム聖職者協会と武装勢力とが関連しているのかな。
武装勢力をそこまで強い悪だと規定できない気がする。フランスのレジスタンスとやっていることはそう変わらんよ。
ファルージャの停戦が48時間延期されたのは、日本が米国政府に要請したからだと小泉首相は述べていたが、どうもそうは思えない。兵力不足でそもそも戦闘ができないのでは?都合よく人気取りをしているように見えた。
さて、家族がどういう態度をとるべきだったかというのはあるが、この問題自体とは関係ないと思う。署名を集めて家族を救うために自衛隊を撤退させようとあがく権利は憲法で保証されていますよ、きっと。
拉致された方々がイラクへ行く自由意志を持っていて、その自由というか権利があるのだから、普通に考えたら馬鹿げているようでも行けばよろしい。
自国民に分類される人が他国で犯罪に巻き込まれたならば、国家レベルの判断が絡まない範囲で(つまり、この場合は自衛隊の撤退ということかな)救出に全力を尽くすべきだろう。
小泉首相イラクで拉致された人々に関して怒っているようだ。まぁ、もしもこれでありがたいことに死にでもしてくれたら政権が転覆するかもしれないのだから、腹を立てるのはいいが、それは個のレベルでの怒りで、国家というメタのレベルに持ってくるのは間違っている。恐らく、個人的に怒っているのではなくて、怒っているような顔をすることで、イメージ回復を図っているのだろうと思うが、イメージを良くするために個人を悪役に仕立てて利用するのはださいと思った。
この問題は突き詰めていくと、万人が納得できる国家の役割というものを考えないといけないと思う。