血液型談義

http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1161700027
> 本郷の統計物理の研究室で血液型談義など1〜2時間

そこまでの熱意はありませんが、いまもそう変わりませんよ。統計学の正式な講義はありませんし。
自然科学屋だから合理的な結論に至るはずだ、というのは幻想です。知識がなければまともな答えが出てくるわけがありません。そして、彼らは心理学に関する知識をほとんど持っていない。
この問題に関しては、一万人規模の調査が行なわれて(松井豊 1991 血液型による性格の相違に関する統計的検討)でてないよ、というと、確かに自然科学を知っているものらしい合理的な判断をしますが。

ただ、最近、個人的に星座と学歴について調べているのですが、実はこれ、かなりきれいな相関が出ます。

ちなみに、上の結果の関係で、「日本では明らかに八九月生まれが明らかに多いよ。なぜでしょう」という問題を出してきた人が複数いました。あ、これは駒場と本郷の学生ですが、彼らの模範解答は「クリスマスベイビー」だったそうですが、実はこれ妄想です。厚生労働省の人口動態統計特殊報告によると我々の世代は七月のほうが多く、その差は5%以下なので、ざっと計算して5000人くらいの誕生日を知らないと確信できない程度です。月ごとにぶれがあるのは確認はしていませんが曜日差があるのが関係しているでしょう。

ようするに、人間は仮説確証型の思考する動物で、自分の能力を高く見積もっている方々はことごとく罠にかかるんですよね。