姉歯問題

建築学科の人に意見を聞いた。

専門家でも騙されると言っていたがそんなはずない。それどころか、素人でも分かんないわけはない。普通と柱の太さが面積半分で、鉄骨の本数が1/3でしかも直径もだいぶ細い。他の会社が上の条件できちきちといって建てているのに、ヒューザーよ、うちの技術そんなにあったっけって疑問持てよ。
現場も現場で、姉歯建築士が強度ぎりぎりだから鉄骨の中央に配管を通す穴をあけてくれといっているのに端に開けたりする。
姉歯建築士はプレッシャーに弱い人で、ヒューザーの小嶋社長は馬鹿かもしれないが、なんといってもイーホームズがかなり悪い。だってやるべき仕事まったくしてない。

どうして、一介の企業の社長が、国土交通大臣に会い、一緒に日本最大のゼネコンの凄腕の建築士のところにいって、なんとか補修だけで耐震基準満たせませんか、無理です、というようなことができるんだ。

一級建築士はデザインと構造計算両方の資格である。みんなデザインやりたいのにそんなに仕事ないから、表向きは設計事務所、実情は学習塾っていうところがたくさんあるの。必然、下請けで構造計算を弱い立場で数こなさなくてはいけない。アメリカではデザインの人が構造計算の大家にお伺いを立てる形になっているために安全が重視されるが、立場の強さが逆転しているためにデザインの要求が通りやすすぎる。資格の分離は必要。

別に、法律は守るべき最低ラインではない。実際のところ、東京ドームだとか東京タワーだとかを建てようと思ったときに一戸建てからマンションから一律の法律で管理できるわけがない。それで法律の基準を満たしていなくてもきちんとした審査をして、大丈夫ということになったら建てるわけだが、ここのマンションでそんなことをしていたら手間がかかりすぎるから作った認可基準であり、だからそれをクリアーすれば何でもありというものではないだろ。


ようするに、イーホームズが悪い。
というようなことをさらさらっと。