はてぶの稼ぎ方

まぁnucたんはリアル世界では知的で温厚な人間だからこの侮辱的な発言も笑ってスルーしてくれるだろう.
2008-10-11

申し訳ないが、ここでは知的でも温厚でもない。



おかげさまで、
なぜ「大してうれしくない」か - 白のカピバラの逆極限 S.144-3
は500以上のはてなブックマークを稼ぎ、二日で一万五千ものアクセスがあった。



実は、これは極めて計画的なものであった。つまり、実験的に、はてなブックマーク向けの文章を書くにはこうすればよいという自分の仮説を検証するという目的があったのだ。



私は発表当日から

  • カビボ先生に関すること
  • 南部先生は日本人かということ
  • 小林益川理論のほうが分かりやすいために、南部先生の扱いが極めて軽くなること

など、それから数日の間にネット上に出てくる話や起きるであろうことが一通り分かる状況にあった。
こういった内容は「こんな訳分からない業績でノーベル賞なんかとりやがっていい迷惑だ」と泣きついてきたテレビ局勤めの友人に一通り話し、反応をみながらマスコミでは話題にできない上に面白い話題をしぼっていった。


そのうち、うまく書けば、はてぶ400は確実だと思ったのが上の「なぜ「大してうれしくない」か」である。


正直な話、上の内容は要約すれば、「小林益川は物理界では物凄い業績で、ノーベル賞よりも偉く、南部はさらにそれを超越している。」ということに過ぎない。
これ自体も意外感はあるが、それだけなので味付けをする。


鮮度が高いうちに書く
鮮度が高ければ皆が興味を持っている
あまりたくさんの内容を盛り込まない
何が言いたいのかがわからなくなって紹介もしにくい
短すぎず長すぎず
短すぎるとありがたみがないが長すぎると読む気が起きない
状況を単純化する
複雑だと分かった感がなくなる
レトリックを多用する
中身があるように見える
タイトルは目を引くように
タイトルのキャッチーさは人目を引く
強気にきつく
権威を殴り、波紋を呼び起こしそうなことを紛れ込ます
きれいに終わる
読後の後味大切

といったところである。
タイトルに関しては失敗したと考えている。もともとは「なぜノーベル賞をとっても「大してうれしくない」か」で公開したのだが直後に修正したのは後悔(だじゃれ)。



次の実験があるとは思えないが、ま、そのときには気をつけましょう。