旧かな旧漢字

旧かな旧漢字に関して、書こうと思ったら、旧漢字に関しては http://d.hatena.ne.jp/nuc/20051105/p4 の一番下の行がだいたい言ってた。

個人的に、文字は分化し複雑になる一方であろうし、発生過程からしてそう体系だったものではないから、人為的に漢字の剪定をすることは評価できると思うが。それにしては適当すぎよね。じゃあ、その適当な剪定に対して何か活動を起こしたかといわれると何もしていない。現状に甘んじております。

不満な点。変形の脈絡のなさ、体と體、虫と蟲、芸と藝。いくつかの字をまとめる、弁辯辧辮。非統一性、常用漢字の草冠だけ変わっている。
旧かなも、どんな言語だって発音と文字がだんだん乖離していくものだから、定期的に一致させないと面倒だというのは確か。もう少し一致を徹底してもよかったかもしれない。
人為的な言語の選定は、中国語や欧州諸語でも行なわれていて言語に対してよい影響を与えていると聞く。連綿体、変体仮名なんて覚えてられませんしねえ。

以前、眼科に行ったらカルテに區の字が含まれていてびっくりした。初診のころに、旧漢字も使えるようにと練習していたから紛れ込んだらしい。
幽かな記憶でこんなこと書いて大丈夫なのかしら。なんにせよ、字を覚えるのに10年かかる言語は面倒。