カワズ系

某O高校卒の法学部の友人が、書いていた日記の一部を許可を得て転載。

先日教授にきかれたことなんですが、
「君と同じ価値観のお客様が来れば、それは君は親身になって頑張るだろう。でももしも君のバックグラウンドと全く異なるそれを持つ人が、君の価値観と正反対のことを主張してきた場合、君はそのお客様にきちんと誠意をもって接せるのか?」

これは難しい問題だと思いました。正直あんまり考えたことがなかった(笑)。価値観とまではいわないけど、つい先日まで私は自分自身がすっごくノーマルな感覚(語弊があるといけないのですが、これはほんと常識云々以前で、善悪の判断レベルの問題だと程度)の持ち主であることを信じて疑わなかった。まあそれは周りの変な人たちのせいかもしれないが…


そう、典型的には、私はちょっと前まで井の中のカワズ系ボーイほどに嫌いなものはありませんでした。
何の根拠もないプライドが高すぎる困った青年(少年とかじゃないとこがポイント)ほど激痛で有害なものはないと思ってたし、そういう人は軽蔑してました。(言葉きついようだけどきつい言葉にみあうだけの嫌悪感は確に存在します。)

自分とかの生きてきた、凄まじい人がたくさん存在する環境で、自分の限界を見極め、決して奢らず、ギャグでなければ大口は叩かず、人のことを素直に尊敬できることこそが正だと信じて疑いませんでした。
それができない人は哀れみの眼差しでみることしかできなかった(笑)。なんて視野が偏狭で可哀想な人なんだろうと。


でもね、奢らないのは確かに大事にしろ、私の思う「慎ましく」ってたぶん、私が生きてきた環境だからこそ通用するんだわ。

その集団の中では能力の秀でたものが居ればめでられよう、誉められよう、仕事を任されよう、期待されよう。
私は今まで自分がいた環境の中でそんな優等生やったことないから、自分よりアフォな人(これめっちゃオブラートに包んだつもりです)とかがそうなることが当然のごとく許される環境があろうことなんて全く想像だにしなかったんです。(ていうかあんまり今でもピンときませんが)


まあでもね、自分の価値観が客観的にもイタクないし正しいと思い込んでたんだけど、最近ふと思ったんです。


全国平均したらどうなんだろう。



私のいた環境は周りがあまりにも優秀すぎた。

ということは、全国平均とはかけはなれてたりしないのか?

もしかして、自分の軽蔑していた人種の価値観の方が全国平均に近いものであり、客観的に正しいのではないか?

んもうこれ思い付いたとき


アヒャー


と思いました…


まあでも天狗になるのはやはりみっともないと思うことにかわりありませんが。

えっと、色々といじるつもりだったんだけれども寝なきゃ。また今度爆死。
ただ、以前、僕も似たようなこと書いてたなあと思った。

あと、正規分布で近似して2003年度の法学部の入試の点数分布を出すという約束をしていたことを覚えていることを宣言します、謎。