アイデンティティ

いつだったか、小学校の三年だったかの女の子に会った。なかなか可愛らしい子で、その子に算数を教えている先生に聞くと、そのお母さんは一人娘を「某女子中高一貫校」に入れたいという。ええ、東大生ならば一人はここの卒業生を知っているであろうあの学校ですよ。
その後にお母さんが迎えに来て話をしたのだが、まあ、とりあえず、「入ってもいない学校のことをアイデンティティにする」のはどうかと思う、とだけ言っておきたい。(激しく王様の耳はロバの耳)