知っていることを知っている

ぴらから。どうやら、彼は知識の共有について、考えていて、個体と世界とを入れ替えると、並列性と非決定性とが入れ替わるようじゃないか、といってきた。これ自体は良く分からないのだけれども、どうも多世界解釈コペンハーゲン解釈が絡んでいるような気がする。
つまり、二つの解釈が全く同じであって差がない、ということを知識学のようなものから示したのではないかな、と。


多世界解釈は、ある意味人の限界で、系を決めないと話が始まらない。


以前、ぴら(http://log.pira.jp/)と、事象 X について A が知っていることを K_A X とでも書くことにして、人が複数いる状態でこれの生成する半群K_A^2 = K_A 以外の関係を持つか、というのが議論になった。
どうも持たないようだが示せない、ということになったのだが、
http://wiredvision.jp/blog/kojima/200712/200712071100.html
http://www.econ.hokudai.ac.jp/~kudoh/Summer/OtaruLecture_emailgame_slide.pdf
に答えがあった。ようするに(K_A K_B)^n は任意の n で異なるということらしい。