市場原理

市場原理が成立しない場所、というのがいくつかあって、はじめにこの例を聞いたのは「小島寛之」先生*1からだと思うのだが、中古ノートパソコン。

たとえば、性能が外見から分からない中古ノートパソコンがあるとしよう。
そうすると、市場から 1万円で買えるノートパソコンの期待性能は 1万円未満だ。だから買わない。これが任意の値段で成り立つから、市場は成立しない。

まあ、家庭教師アルバイトが実はとってもそれで、さらに市場のような大規模な売買の場が存在しないから、そのせいで時給が1万円超えるような人から1000円切るような人まででる、ってこと。

そういえば、朝学校に来てみると、かわいい女の子が黒板の前で因数分解の問題が分からなくて、誰か教えて〜、とやっていて、男どもが真剣に考えている。そこに後から来た若き小島先生が見た瞬間にx^3+y^3+z^3-3xyz = (x+y+z)(x^2+y^2+z^2-xy-yz-zx)因数分解を利用してさらっと解いて見せたら、すごいと言われて、以下略だったので、これを最強の公式、と個人的に呼んでいるといっていた。しかし、それから進展なかったのだと。
きっと、その子、忘れてるよ。