反省文
小学校で班毎に昆虫を捕まえて調べるという授業があった。ある班はバッタを調べたのだが、発表のときに「バッタの羽は2枚です」と述べたので、思わず「いや、4枚だし。」と突っ込んでしまった。先生が口をへの字に曲げて、こっちを向いて小さな口で「いいの」みたいなことを言ったのを覚えている。発表者と同じ班の人が「そういえば薄いのが2枚あったよ。」と脇で割り込んだ。反省はしていない。
友達が描いた絵を見せて、虹の色って本当はどう並んでいるのかを僕に聞いてきたので、「赤橙黄緑青藍紫、セキトウオウリョクセイランシだよ。」と答えた。そしたら傍にいた先生に「思ったように描けばいいの」という教育的指導を受けた。だが、さすがに虹の色に「黒」があるのはどうかと思うぜ。反省はしていない。
終わり際に「90度の角の三等分はコンパスと定規ではできないですね。」と先生がおっしゃったので、「いや、できる」といったらやって見せろということになった。小柄だった僕はでかいコンパスに四苦八苦した。終業のベルが鳴って、某君がバスケットコートを取りに抜け出した足音を僕は聞いていたが、それは内緒。この間、覚えてないだろう言われた。笑って誤魔化したがちゃんと覚えてましたよ。いや、でもねえ。反省はしていない。
上二つが小学校の1,2年のどちらかで、最後のは5,6年のどちらかだなあ。