POX

昭和天皇の側近のメモに、靖国参拝をしなくなったのはA級戦犯その他の合祀のせいだ、と書いてあるものがでてきました。

もちろん、私にとっては昭和天皇が何考えていようがどうだっていいのだが、恐らくそうではない人がたくさん発生して、楽しいことになるでしょう。


その辺のことは恐らく認知的均衡理論*1でざくっと説明できそうです。POX 理論とか POX モデルとかもいいます。自分 P と人 O と物 X のあいだの関係なのでこう呼びます。ここで認知的均衡理論っていうのは、ようするに A_B を B からみた A の評価としたときに、ハミルトニアン\mathcal{H} = - a O_P X_P X_O で書ける現象(a は正定数)。物理の用語を使わないと、つまり、例えば、P が好きな人 O と P が好きなもの X があったとしよう。それなのに O が X を嫌いだったら、なぜか、O か X のどちらかを嫌うようになります。いかにもありそうですね。


この場合は、昭和天皇靖国神社をどう思っているかが、ある人の昭和天皇靖国神社への評価に影響します。両方が難しい場合は、メモを偽者だとする手をとるんじゃないかなと思っております。


一般的に人の考えは勉強すると保守から離れるんですよ。これは法学部の某自称極保守の人とも一致したことですが。それを考えると、天皇は相当な高等教育受けてますから、自称天皇崇拝者が抱いているイメージとはかなり懸け離れているのでしょうね。(政治的な発現なさらない方なので、あくまでも推測ですが。)どういう動きになるか楽しみです。

*1:それとも認知不協和を持ち出したほうがよかったですかね。