ハムレット
ようし、ついでだから、Hamlet の話をして差上げようじゃないか。
まあ、友人やここを見ている人が講師をやっている塾というか鉄緑会なので、今となってはあまりこういうのを掘り出したくないのだが。
ここの講師はそういえば全員(?)だったか東京大学の学生だったそうだ。
ある塾の英語のテキストのハムレットの引用句の解説が明らかに間違っていました。日本語訳でもいいから見れば分かるといったのに、僕の担当講師には「う〜ん僕法学部だから知らない、哲学科の彼詳しそうだから聞いて」といわれ、彼のところに持っていくと「ハムレット? 良く知らない。たぶん、そうなんじゃん? この文章一橋の古いので、たぶん、来年のテキスト改正でなくなるから」で片付けられたのが一番嫌でしたね。
私がこのことで学んだことは3つだ。
- 世の中の多くの人は小学校出る前に四大悲劇くらい読んでいるわけじゃないってこと。
- こんなささいなことでも対応できない人が東大には居て消去法でそこへ行くってこと。
- 間違えたことに寛容であると同時にそれをごまかそうとする人に冷徹であれってこと。
ちなみにそのときお題にしたのは "What's Hecuba to him or he to Hecuba?" の he を夫 Priam と解釈する斬新なものでした。