男女雇用機会均等

企業は能力が同等な男女がいたときに、男性を雇うべきだ、なぜならば子育ては対等にするとしても出産する"可能性"があるがために休業する可能性があるからだ。

という題に対しておかしいだろうという議論をした。

たとえば、兄が3年で転職をしているならば(もしも兄弟の転職傾向に強い正の相関があると示されたとして) s/he も転職しそうであるから。たとえば、予測される確率が50%とすると普通ならば40年働いてくれるところの期待値が20年になる。労働期間減少の期待値は20年。家族を見ると早死にする家で50歳で5割が死ぬとする。労働期間減少の期待値は5年。
出産による労働期間減少の期待値は、半月が3回としてもせいぜい一年半。
速飯で10分で食う人とたっぷり130分の人では残業してくれる時間が違うかも。年間700時間。
といったことを考えると出産よりも先に考慮すべき事案がたくさんあって、合理的にやるならば、そちらを優先的に勘案すべきである。

上を納得してもらったら、あと、遺伝・家庭環境といったものを考慮にいれてよいものなのか(米国では遺伝子検査による就職差別は禁止されているとか)という話と、これをみればとりたてて出産を重視したがったのは思っていたように"合理性"がゆえでないからだろう、という話をしようと思ったのだが時間切れ。