女人禁制問題

収束気味でしょうか?
http://d.hatena.ne.jp/nuc/20051207/p1 カスミアミ
の返事として
http://d.hatena.ne.jp/uumin3/20051210/p1 傍で見るもの(大峰山
を頂きました。

今回は枝の部分ですが。

 ただし今回の件はそういうものではなかったとも考えます。むしろそうした社会の意志(そしてメディアによる輿論や公的機関の判断)をあてこんだ「一部の集団」が他の「一部の集団」に対して挑んだという図式に見えます。そして前者の集団は社会の同意を勝ち取ることにむしろ失敗したようにも思えます。

いえ。僕もこれに気がついたのはかなり後ですが、イダ氏の行動は問題がないと思った人は、気にしなかったから僕のようにわざわざ「何と言う無知と傲慢…」を否定しにかかるような面倒なことをしないだけですよ。

どちらがマジョリティーであるかはよく分かりません。周りに聞いて回ったけれども、僕のようなバックグラウンドの人だと、イダ氏の行動に文句を言う人はほとんどいませんねえ(。人によっては、一般に男女差別の問題は既得権を守ろうとする人とがいるからで、倫理的に日本を変えねばならん、くらい言う人もいますし。僕はそれはこの問題からずれている気がしますが)。
実際、今この大峰山の話題で話している人はもうほとんどいないわけで、愛着のある価値共同体への挑戦と感じて不愉快だと思った人は一次的には騒いだけれども、やはり少数だったのではないでしょうか。あ〜、テレビでどう取り上げられてたかは知らんなあ。テレビは感情操作が多いらしいのであまり興味はないわけですが。

ところで、「nucさんへ」が過去形でしたのに「nucさんへ2」が現在形になったのは何かあったのでしょうか。僕としてはイダ氏が完全な潔白であることを主張する気はなくて(、大人気ないくらいは思いますよ)、基本的には「何と言う無知と傲慢…」がそこまでではないことを納得していただければよいので、ほぼ目的は達成されているかと思うのですが。

あと、

「一部の集団」が他の「一部の集団」に対して挑んだ

というけれども、私は、イダ氏が修験者達に挑んだとは考えておりません。イダ氏が日本全体に主張するために、偶然修験者達がいる場所を選んだだけでしょう。交渉を重視する必要もないと思います。



法的な話をすると、「公道は訴えれば勝てる」、「私有地部分は(追い出された人が)訴えたとするとかなりきわどい線、弁護士次第か」だそうです。