パタヘネ・ヘネパタ

パタヘネのまえがきより

「コンピュータ・アーキテクチャ」との関係
我々がこの前著を執筆した動機は、確固たる工学的な基盤に立って、コストと性能のトレードオフ定量的に把握しながら、コンピュータ・アーキテクチャの原理を記述することであった。我々の目標は、叙述的な説明の代わりに科学的な方法論を用いたコンピュータ・アーキテクチャの学習が可能なことを、例証することであった。
この「コンピュータの構成と設計―ハードウエアとソフトウエアのインタフェース」の読者の大部分はコンピュータの設計者を志望する人ではないだろう。
以上のことから、本書が「コンピュータ・アーキテクチャ」の一部を書き換えたものに留まってはならないと、我々は考えた。そこで、すべての話題に新しい方法で取り組んだ。2つの書に共通の話題は、本書の目的に沿って書き改めた。本書で始めて提示する話題も多数ある。「コンピュータの構成と設計」の独自性をさらに明確にするため、「コンピュータ・アーキテクチャ」のときとは執筆分担を入れ替えた。
「コンピュータ・アーキテクチャ」も改訂されている(原著)。その第2版では、入門的な話題の大部分を削除した。したがって、喜ばしいことに、両方の本の第2版の間では、初版の間よりも重複がずっと少なくなっている。

目的が違う本だからと、一から書き直して、執筆分担の入れ替えまでしてます。
同じもの扱いされては可愛そう。両方持っている人も少なくないですから、やねうらおさんも是非買わねば。あ、アフリエイト相当は投げ銭してくだされば結構です、死。
ちなみに、やねうらおさんが、言っているのはこれisbn:4822280012第1版。isbn:482228056Xが第2版。「コンピュータ・アーキテクチャ」の第2版は翻訳されていなくいが、これasin:1558605967
http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20051104#p1