ガリレイ変換

高校物理では禁断の疑問を発してしまったようだ。
http://d.hatena.ne.jp/Akinori/20050918
これを盲信すると「相対性理論は間違っている」というタイトルの本が出版できます。

ガリレイ変換で、電場と磁場が座標系によって変わるのが原因です。
ランダウの「場の古典論」によると非相対論的な座標変換なら
\mathbb{E}=\mathbb{E'}+\frac{1}{c}\mathbb{H' \times V}
\mathbb{H}=\mathbb{H'}-\frac{1}{c}\mathbb{E' \times V}
と近似できる。
と書いてみてから、説明としては変だなと思った。

古典電磁気学では、ガリレイ変換で電場と磁場が影響を与えるから、というのはいいけれども、これでは多分疑問が解決しないだろう。
古典力学+古典(相対論以前のという意味で)電磁気学という理論は、非光速では特殊相対性理論の近似となっていると思っているのになぜ崩れるか、ということだろう。だが、ローレンツ変換でも「電場と磁場」は一緒に変わるので変わって当然だよな。


撃墜歓迎します。