真実の守り手

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ある程度の考えの違いには寛容である代わりにその範囲を逸脱している者を徹底的に拒絶するという傾向が生まれた。

例によって彼の文章は楽しいくらい読みにくいがこれに関しては同意したのでそのことを記しておこう。
http://d.hatena.ne.jp/nuc/20040422/1113059508
昔、イラクの人質問題の時に書いた文章の写し。日本人の根底にあるのは家意識だと思うんですよ。つまり、「日本人一家」というものがあって、イラク人質は「可愛い弟が裏山の山賊に攫われた」であり、帰ってこれるか心配しながらも「なんで行ってはいけないとお父さんに言われていた裏山に遊びに行ったんだ、馬鹿馬鹿馬鹿〜」となる。余計なお世話ですね。帰ってくると、折檻の時間。だから、悪いのは山賊だっちゅうに。
あまりに日本人一家家訓と違う考え方をすると「おまえなど親でも子でもない!」といって破門する。だから、日本人はどんどん考え方が同調してくる。政府首脳が海外から帰ってきてメディアの前に立つと"失言"をすることが多いのであらかじめ帰国前に世論を調べるらしい。これはしばらく海外にいて同調をしていないと意見が"失言"に変わるのだろう。
外国人は客人であるが、常に家の外の人間であり、同化は許さない。帰国子女問題も、里子に出されていた子供が帰ってきたので家訓を叩き込まねばという話。