一票の格差の許容限度

私は「一票の格差」の許容限度では「ルート2倍説」を提唱している。これは、日本の憲法学者があまりに平凡な数字しか出さないので、無理数である説もあっていいだろうと考えて提唱したものだ。
ルート2倍説の根拠は、一番人数の多い選挙区を二つに割るか、小さい選挙区を合併するかを繰り返すことによって、差をルート2倍以下にするアルゴリズムが存在することである。ルート2をとるかはともかく、アルゴリズムによって修正できるかを基準にするのは重要な視点だと思う。
ちなみに、アメリカの下院では1.4倍とほぼルート2倍が許容限度となっている。