分かっていない人を分かっていると思っているだけの人が非難していて困ることが多々ある。
特に、物理学って真理を象徴しているからか、いろんな人が寄ってくるんだけれども原子分子よりも細かい話をするとなると、最低、量子・統計・電磁気の三つが分かっていないと会話が成立しないじゃない。
そのときの話題は「ウラン鉱山と原子炉と原子爆弾の中の核反応は完全に同じ反応と呼べるか」なのだが、この「完全に同じ」がなかなか難しい。
世の中、四つの力しかないんだから、その組み合わせの反応しか起きていないからすべての反応は同じ、というのから、逆に、時空間並進対称性を認めなければすべての反応は異なる、というのまである。だから同じ反応というときには断り書きが必要だろう。
量子論や統計力学や特殊相対性理論は教養としてあるのは前提で、そのレベルから僕のような素人だと論文を探さないといけない。調べたところではウランに中性子が飛び込む反応でも、中性子の速度分布で生成物の分布がだいぶ異なるらしいんだ。だからこういう意味では質的に異なる。ブドウ糖の燃焼・アルコール発酵・酢酸発酵が異なるように。ただ、それをいいだすと、制御棒が少し動けば異なる反応になるのか、ということにもなるけれどもね。
他山之石可以攻玉。
知之為知之、不知為不知、是知也。