取り除かれない話

永遠性を標榜して書いている文章だから、本来は個人的なことは取り除かねばならないのだけれども。

http://d.hatena.ne.jp/nuc/20080327/p1

慶應義塾大学理工学部吉田和夫教授が先日なくなられた。

そう近所の幼稚園の先生から聞かされたときには衝撃を受けた。

幼稚園の先生といっても実は教授と同い年の男性でしてね。一緒に呑むこともあったそうですよ。
昔は自転車で日吉まで通っていたとか。そんな話もしてましたね。


最後に教授を見たのはテレビを通してだった。大学二年の4月だろうか。朝のニュース番組に取り上げられていたのだと思う。
「時はすべての人に平等に流れるけれども、すべての人に平等に働きかけはしないのか。」*1と思ったことを思い出す。


そのときその場にいた人にもうひとついわれたことがあった。
アトランタに私が行っている間、ある子供がそこはかとなく僕に似ていて、奥さんがすごく僕を懐かしがっていたと。


さて、いまも懐かしがってくれることはあるのだろうか。

*1:最近、書いたときは「歳月は平等に流れるが公平には働かないのだな」