レトリック

社会学がレトリックに過ぎない、っていうのに僕はどうも抵抗があるようだ。

何度、コペルニクス的な転回に出会えるか、そして、なぜそう考えるに至ったのか、というのは人生の意義だと思う。その意味で物理学はそれを与える最大の学問だろう。
量子論。ナイーブな実在という概念を突き崩すだけの力があったと思う。
統計力学エルゴード仮説は相当不思議だ。(誰だい? 物理は還元主義だなんて言ったのは。)系について無知であることが本質だとか。Landauer。
相対論。時間と空間の統合。エネルギーと質量の等価性。

以降はだいぶ強烈さは落ちる。分子の存在。地動説。種・大陸・宇宙が非定常であること。場の存在。セントラルドグマ

大陸移動説は僕にとっては小学校の頭のほうでの科学と出会った場だからそれなりに思い入れがある。

説得力があることと真実であることの関係はとても薄くなった。そのために、「面白さは正にある。が、畢竟それだけだ」*1といいたくなるのだ。